”酒精強化ワイン”とはどんなワイン?”世界三大酒精強化ワイン”の特徴は?

ワイン

 

こんにちは。

ワインエキスパートのミラです。

 

”酒精強化ワイン”っという言葉、聞いたことありますか?

”酒精強化ワイン”とは、ワインの醸造中にブランデーなどのアルコールを加えて、アルコール度数を上げたワインのこと。

”フォーティファイドワイン”とも言います。

辛口のものは“食前酒”に、甘口のものはデザート代わりに“食後酒”として楽しめます♪

 

”酒精強化ワイン”とは?

 

“酒精強化ワイン”は、もともと気温の高い地域で、ワインが劣化しないように保存性を高めるために生まれました。

アルコールを加えるタイミングで、出来上がりの味わいが変わります。

通常のワイン造りと同様にブドウを発酵させ、、、

発酵前か発酵中にアルコールを添加すると、“甘口”の酒精強化ワインに。

発酵後にアルコールを添加すると、“辛口”の酒精強化ワインが出来ます。

 

世界三大酒精強化ワイン

 

世界三大の”酒精強化ワイン”は、

スペインの”シェリー”、ポルトガルの”ポートワイン”、”マデイラ”です。

 

シェリー

 

スペイン南部のヘレスを中心に生産されている。

白ワインにブランデーを添加し、樽熟成させたもの。

アルコール度数17度以上。

シェリーの味わいは、極甘口~辛口まで、多彩な味わいがあり、色や味わいで分類されています。

甘口のシェリー

ペドロ・ヒメネス、モスカテル、ミディアム、クリーム

辛口のシェリー

フィノ、マンサニーリャ、アモンティリャード、パロ・コルタド、オロロソ

 

ポートワイン

 

ポルトガルのポルトで生産。

夏の1日の寒暖差が50℃という厳しい気候の中、味わいが凝縮したブドウが栽培。

収穫したブドウは、音楽に合わせて石槽の中で足で踏んで破砕するというのが伝統スタイル♪

破砕したブドウを発酵し、途中でブランデーを添加して造られます。

ブランデーを添加した時点で発酵が止まり、甘さが残ったポートワインの出来上がり!。

アルコール度数は20度以上。

ポートワイン3つのタイプ

①ルビーポート

黒ブドウから造られた、その名の通りルビー色のポートワイン。

収穫年が表記された“ヴィンテージ・ポート”は高級品。

7年以上樽熟成したものは、“コリェイタ”と呼ばれる。

②ホワイトポート

白ブドウから造られる、辛口タイプが多い。

③トウニーポート

5~6年熟成して黄褐色になったポートワイン。

10年、20年、30年、40年熟成もある。

 

マデイラ

 

ポルトガルのマデイラ島で造られる。

昼夜の寒暖差が激しい、海岸線の急斜面で栽培されたブドウから造られる。

マデイラ酒の特殊な製法

発酵中に蒸留酒を添加する。

45~50℃の温度で加熱熟成を3か月以上する。

加熱熟成後、自然に常温になるまで寝かされる。

冷却処理をされ、瓶詰めして出来上がり!

出来上がったマデイラ酒

凝縮した香りを持つ琥珀色のお酒。

アルコール度数は17~22度くらい。

辛口~甘口まで幅広くある、辛口は食前酒、甘口は食後酒に。

料理酒としてソースに使うとコクが出ます。

 

まとめ

 

世界三大酒精強化ワインのうち、2つは“ポルトガル産”です。

高温多湿で降雨量が多いポルトガルは、普通で考えるとワイン造りには不向きですが、昼夜の寒暖差と特殊な造り方で素晴らしいお酒造りに成功しました。

大航海時代に日本に最初に上陸したワインも、ポルトガルのワインです。

ポルトガルのワイン造りの歴史は古く、紀元前5世紀頃に始まっています。

酒精強化ワインはポルトガルの代表的なワインですが、良質なスパークリングワイン、白ワイン、赤ワインも造られています。

それについてはまた別の記事でご紹介しますね!

 

 

 

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